2023年9月20日(水) 17:00-19:00 にWebinar【データ連携基盤と製造業DX(第2回)- Catena-Xのユースケース 「カーボンフットプリント」 -】を開催いたしました。
Webnarで、事前にいただいたご質問、チャットでいただいたご質問に対する回答をQ&A資料として掲載致します。
■Q&A資料
ここに記載の回答は登壇者の講演会時点での見解を述べたものであり、内容を保証するものや、RRIとしての見解を表明するものではありません。
カテゴリー | 項 | 質問 ステータス |
質問 | 回答 |
規制関連 | Q1 | Webinarで回答済 | 国連 (UNECE World Forum) WP.29で検討している自動車LCAとの連携はあるか。 | Catena-Xの月例ミーティングでは、WP29 国連自動車基準調和世界フォーラムとの連携については報告されていません。 |
C-X方針 | Q2 | Webinarで回答済 | Catena-Xのサイトを日本から閲覧できない状況なので、Catena-Xの考えるScope3の収集範囲がわかりません。カテゴリー1の購入品は当然含まれるとして、その他のカテゴリーに対する収集の考えは如何でしょうか?例えば出張、雇用者の通勤etcも包含する考えでしょうか? | Catena-X PCFルールの算定範囲は、上流Scope3の対象は、調達部材、梱包材、輸送、製造中の廃棄物が対象です。固定資産やR&D活動や従業員の出張、通勤は対象外です。 |
Q3 | Webinarで回答済 | Catena-XはTier1、Tier2と順次サプライチェーン上流へ広げていく計画だったと思います。Cradle-to-Gateでのデータ収集をTier1が行うには上流のTier2の参加が不可欠であり、更にTier2にとっては上流のTier3の参加と連鎖し、最上流のTierXの参加が不可欠になります。どの様にCradle-to-Gateの炭素データの収集を実施するのでしょうか?また、透明性を担保する方法はどう考えておられますか? | Sustainability/CO2ユースケースでは、Tier Nサプライヤーは一つ上のサプライヤーのデータの収集と管理を基本としています。2つ以上 上流のサプライヤーへの直接のコンタクトは想定していません。その為、一つ上のサプライヤーのデータ品質や信頼性の確認が重要になります。ルールブックにデータの検証や審査に関する章が記載されているのは、その為と思います。 | |
Q4 | Webinarで回答済 | Catena-Xにおけるサプライチェーン企業間のデータ連携はOne up/One down、つまり取引関係の中でのデータ連携と理解していますが、当事者の意図を越えてCatena-X関係者がデータを取得するようなことは可能なのでしょうか?それはどのように防止されるのでしょうか? | データは保有者と利用者の間で直接共有され、C-X運用システムを経由しないのでデータは保有はされません。C-X運用システムにはデータ連携のログやID情報が管理されます。データ要求はC-X運用システムのログやID情報を参照してデータ保有者へリクエストします。C-X運用システムのアクセスとデータ保有者へのアクセスはEDCコネクタが分離します。 | |
Q5 | Webinarで未回答 | Sustainability/CO2 WGでルールブックを策定しているということですが、GBA (Global Battery Alliance)が公開しているルールブックとの関係や整合性を教えてください。 | Sustainability/CO2 WGはGBAとの間でお互いルールブックの方式が矛盾なく相容れるよう、WBCSD PACT Industry-Agnostic PCF原則に基づき、相互承認に向けた調整を行っています。調整はV3以降の改定版に反映されます。 | |
Q6 | Webinarで未回答 | Catena-XのStandard LibraryによるとPCFのデータモデルはPathfinder Tech Spec ver1に従っていたと思いますが、ver2に対応する予定はないのでしょうか? | Catana-XのPCFルールブックはWBCSD Pathfinder Frameworkの内容と密接に調整されていますが、バージョンは記載が無いため、お互いのバージョンの同期はされていないと思います。 | |
Q7 | Webinarで未回答 | 欧州OEMにとって電池CFP規則対応でのCFP交換をCatena-XのCFPアプリで実施するというのはデファクトになるのでしょうか。 | 欧州OEMはPCF交換のデータスペースとしてCatena-Xを利用されると思います。その場合、Catena-X接続にPCFアプリを利用するか、企業側にEDCを実装したシステムを構築するかは各社の判断になると思います。 | |
運用 | Q8 | Webinarで回答済 | CFPのデータを繋ぐうえでの課題はどこか(自動車産業は中小企業が多く、データを用意するのが他の企業より大変だと認識しているがどうか)。また、その課題は解消されそうか。 | PCFユースケースのみならず、中小企業の参加はデータスペース運用の重要な課題としてCatena-Xで認識されています。算定アプリを準備するのは中小企業の参画を促すためでもあります。2次データの利用ガイドは実データの取得が困難な中小企業へのメッセージと思います。 |
Q9 | Webinarで未回答 | SIGreenを利用した場合、Certificateの扱いはどのようになりますか? | データスペースを介して外部認証機関からPCFデータの電子認証を取得するデータのステータスが第三者検証済に変わります。ステータスはデータスペースを介したデータ共有先でも確認できます。 | |
実装 | Q10 | Webinarで回答済 | Catena-Xにおけるバッテリーパスポート対応はどこまで進んでいるのでしょうか?また6月にバッテリパスポートの実装仕様案を発表した米国のMOBIとの相互運用の見通しはいかがでしょうか? | バッテリーパスポートはCatana-XのCircular EconomyのUseCaseで検討しています。バッテリーパスポートのベースとして、Digital Product Passsportの仕組みを検討しています。DDPの標準データモデル、データ共有の仕組み、そのアプリケーションや表示画面サンプルを検討しています。 業界団体のGlobal Battery AllianceやBatteryPassとの調整も行われています。EVバッテリーのCO2算定ルールにはGBA案が検討されていると聞いています。 一方、米国のMOBIとの整合はまだ開始されたという話しは、Catena-Xの月例ミーティングでは報告されていません。 |
Q11 | Webinarで回答済 | IDSAのUsage Controlをどのように実装すべきなのかを把握するため、具体例を探しています。GitHubのeclipse-edc/Connectorリポジトリを参照しますと、おそらくPolicyEngineImplクラスがそうなのではないかと考えていますが、認識合っていますでしょうか。であれば、RuleFunctionインタフェースの実装がそのロジックとなりそうですが、実装したクラスがリポジトリ内に含まれていません。プロジェクトとしてまだ実装していないということなのか、他のリポジトリに実装が含まれているのかご存じでしょうか。 | 当方でもIDSのUsage Controlが実装された事例を確認できておりません。 現在のEDCはIDSのReference Architectureに準拠しているわけではありませんので、IDSのUsage Controlを実装しているとは言えないと思います。 |
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Q12 | Webinarで回答済 | 通信する2社間でEDCのバージョンや使用するフレームワークを厳密に合わせておかないと、意図した挙動にならないと思うのですが、どのように解決するのでしょうか? | ご指摘の点はCatena-Xに限らずコネクターを利用するデータ連携基盤が抱えている課題だと思います。 今月のCatena-X会員向け月次定例ミーティングにて、Cofinity-X商用化後にEDCなどの相互運用性を確保するための動作確認テストやCertificationの実施・運用方法については現在Catena-Xで準備中だと説明されていました。 複数の異なるベンダーが開発するEDC間の相互運用性や別バージョンのEDCとの相互運用性、さらにはCofinity-X以外の別の事業者が運用するデータ連携基盤との相互運用性の確保については、これから解決すべき課題(国際標準として検討・策定すべき事項)と思います。 |
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Q13 | Webinarで回答済 | 直接の取引関係のない人には自社のデータは秘匿したいのですが、SiGreenではどのようになっていますか? | SiGREENは取引先から入手したPCFデータを自社テナントに保有します。取引先から有効・無効・取消など動的に管理されたダイナミックデータとして保有します。CO2データ集計にもダイナミックデータとして使用します。ダイナミックデータを第三者に共有はできません。 | |
その他 | Q14 | Webinarで回答済 | Catena-Xのドキュメントはcatena-x.netで参照できていたかと思いますが、随分前からHTTPステータスコード403(Forbidden)が返却されるようになっております。特定のアクセスを遮断しているのか、あるいは全面的にシャットダウンしているのか、ご存じでしょうか。 | 日本以外の国からはCatena-XのWebサイトにアクセスできています。 第1回のWebinarでもお話ししたように、Catena-X関係者からは、「Catena-X」という商標権を取得した日本の企業/団体とAssociation Catena-Xとの間で係争が起きており、日本からのCatena-X Webサイトへのアクセスを、係争が解決するまで遮断せざるを得ない状況になっていると聞いています。Catena-X関係者によると、まもなく係争が解決して今月中にはWebサイトを日本でも公開できるようになる見込みと聞いています。 |
以上