WG1/日独標準化共同文書「Usage View "Seamless and Dynamic Engineering of Plants"」および解説書のリリース
Usage View "Seamless and Dynamic Engineering of Plants" (SDP)
同タイトルの文書が独Plattform Industrie 4.0よりリリースされました。これはRRIとの共同文書となっています。
本レポートではライフサイクルを通じた「情報モデルベース」での管理が骨格となっており、今後の工場・プラント(以下プラント)の設計やプラント用ソフト・機器の設計・運用を行う際の管理が示唆され、プラント管理者だけでなく、機器製造業者を含む多様なステークホルダへの提言となっています。
いくつかの特徴を挙げると・・・
●プラントのライフサイクル管理のための(プラントおよびそれを構成するソフト・ハードの)要求仕様をハイレベル(ユーザや管理者の行為などの形)で記述したものである。
●ライン(プラント)の設計のモジュール化が進む。作りこまれたシステムよりも、(その挙動などがデジタル上で表現しやすい)標準部品を組み合わせたシステムを指向している。
●モノや情報の流れをインプリ前にシミュレーションを活用して設計できるようになる。
【リリース元】 ドイツ Platform Industorie 4.0, Usage View "Seamless and Dynamic Engineering of Plants"
解説書
RRIでは本文書の内容をより理解しやすくするために日本語解説書を作成しました。単なる日本語訳ではなく、日本人専門家による「見るべきポイント」を整理した解説書となっています。 この解説書が原文の理解の助けとなり、第4次産業革命の動向として皆様の気付きにつながれば幸いです。
以上